私が使っているミシンは、知り合いのミシン屋さんから安くで譲り受けた中古のミシン(SINGER S1000EX)です。
10年以上前に販売されていたコンピューターミシンですが、しっかりとメンテナンスされていたので1年以上トラブルなく快適に使えています。
前に使用していた電子ミシンが壊れた時に、新品の購入も考えたのですが欲しかったミシンは高価。
そこで、中古のコンピューターミシンを探すことにしました。
でも、中古ミシンの購入はすぐに壊れるなどデメリットがあるのも事実。
すぐに購入をするのは心配ですよね。
そこで今回、そんなあなたのために中古ミシンを選ぶ時の注意点とチェックポイントについてまとめてみました。
中古ミシンを購入する前に、ぜひ参考にして下さい。
ミシンの中古を選ぶ時に注意することは
中古ミシンを探してみると条件さえ厳しくなければ、すぐに見つけることができます。
ミシンに関しては、新古品といって使っていないけれど古くなったので売り出される物も。
性能がいいのに低価格、そういったミシンに出会えたらとてもラッキーですよね。
しかし、厳しくチェックしないと使えないミシンもあります。
まずは、中古ミシンを選ぶ時の注意点を見ていきましょう。
- 見ただけでは状態がわからない。
- 欲しいミシンが見つからない。
- 新品と比べて使える期間が短い。
それでは、さらに詳しく説明していきますね。
見ただけでは状態がわからない
中古ミシンは、専門店やリユースショップ、ネット(ヤフーオーク、メルカリ、楽天、アマゾンなど)で探せます。
しかし、注意しないといけないのは、ミシンの見た目や公開されている情報だけではミシンの中の状態までわからないこと。
専門店以外の人が販売している中古のミシンは、しっかりとオーバーホールや整備がされていなかったり、動くけれどもきれいに縫えなかったりというトラブルに会うケースもあります。
ビギナーさんだと、トラブルがあっても原因がわからず困りますよね。
中古ミシンを購入するなら、中級レベル以上でミシンの使い方に困らないようになるまで、中古ミシンの購入は避けた方が安心です。
欲しいミシンが見つからない
かならず状態のいいミシンが見つかるとは限りません。
人気の機種や状態のいい職業ミシンなどは、すぐに売れてしまいます。
安さや見た目のきれいさだけで選んでしまうと、すぐに壊れて悲しい結果に。
すぐに状態のいい中古ミシンを見つけられなくても、妥協して中古品を購入しないように気をつけましょう。
お値段にあまり差がないなら、新品の購入の方が安心です。
新品と比べて使える期間が短い。
ミシンの部品の保存期間は、製造中止から8年間と法律で義務付けられています。
しかし、中古で販売されているミシンは製造中止から、ずいぶん経っている物が。
部品が保存されていないミシンが故障したら、同じ部品が使われている古いミシンから取り出して修理します。
同じ部品が使われているミシンが見つかればいいのですが、無ければ修理はできません。
慣れてきた時に、また新しいミシンを探すのは残念。
せっかく手に入れたミシンなら、大事に長く使いたいですよね。
1~2万円位の金額の差であれば、やはり中古よりは新品のミシンがおすすめです。
しかし、色んな事情で中古ミシンの購入も考えているあなたのために、中古ミシンを選ぶ時にチェックすべきポイントについてもお伝えします。
中古ミシン購入時のチェックポイントは
ミシンの寿命は10年くらいと言われていますが、私の使っている中古のミシンは購入した時点で10年以上は経っていました。
使い始めて3カ月で、糸を押さえるプラスチックの部品にひびが。
ちょっと驚きましたが、動作にはまったく問題がないので今でも同じ中古のミシンを使い続けています。
あなたも失敗しないように、中古ミシンに探す時に確認してほしいポイントについてお伝えしますね。
- 中古のミシンが製造された時期
- 必要な付属品や部品はついているか
- 専門家が点検と動作確認をしているか
それぞれ、さらに詳しく見ていきます。
中古のミシンが製造された時期
購入しようと考えている中古のミシンが製造された時期を確認しましょう。
ミシンには、シリアルナンバーが付けられています。
シリアルナンバーの書き方は、それぞれのメーカーで違いますが、この番号をホームぺージで調べると、製造時期が確認できます。
私も中古ミシンを購入した後でしたが、気になってシリアルナンバーをホームページでチェックしてみました。
私の中古ミシンのシリアル番号がホームページで見つからない!
なんと、私の中古ミシンのシリアル番号がホームページになかったんです。
すべての機種のシリアル番号がホームページに書いてあるわけではありません。
いつもお世話になっているミシン屋さんによると、すべての中古ミシンのシリアル番号がホームページにのっている訳ではないそうです。
ただ、シリアル番号が書かれていないということはかなり古い時期に製造されたミシンかも知れません。
製造が10年以上前でも、私のミシンのようにしっかり働いてくれる物もあります。
しかし古いミシンほど、どのような状態で使用されていたのか調べにくいんです。
そういったミシンを購入するなら、売主が専門店でオーバーホールや手入れがきちんとされているか確認を忘れないようにしましょう。
必要な付属品や部品はついているか
中古ミシンによっては、すぐに使えるように付属品をセットにして販売しているお店もあります。
始めから必要な物がそろっていると、すぐに使えるので便利ですね。
ミシンをすぐに使うために必要な部品や付属品を、以下にまとめてみました。
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- 糸巻押さえ
- 糸立て棒
- ミシンの押さえ
- ボビン
- ミシン針
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この他に、取り扱い説明書があればベストです。
ミシンのメーカーによってミシンの使い方が微妙に違うので、わからない時に調べる手間がなくなります。
さらにミシンに慣れてくると、次の物があれば便利。
- フットコントローラー
- ミシン針ドライバー
- 大型補助テーブル
- コンシールファスナー押え
- テフロン押え
- ボタンホール押さえ
- ミシンのカバー
ミシン針ドライバーは、ミシン針を交換する時に使います。
同じ針でも縫えないことはないのですが、縫う生地に合わせて針の太さを変えた方がきれいに縫えます。
小さな子供がいるならミシンカバーは、あった方が安全ですね。
作りたい物が増えたら、それに合わせて必要な物(縫う物に合わせた押さえなど)を徐々にそろえていきましょう。
専門家が点検と動作確認をしているか
ミシンは精密機械なので、仕組みに詳しくないと細かい部分の不良箇所を見つけ出すのは難しいです。
もし動作確認済と書かれていても、専門家以外の人が確認している場合は、動くだけでミシンの内部にトラブルがないという訳ではないので注意してください。
長い間オーバーホールされていないと、ミシンの内部にほこりがたまっていたり、サビが付いていたりすることも。
購入するなら、専門家がオーバーホールと動作確認をした中古ミシンが安心です。
安心して中古ミシンを購入できるのは
まずは、中古ミシンをどこで購入するにしても、確認しておきたいことは3つです。
- 専門か動作確認とメンテナンスを行っているか。
- アフターフォローが受けられるか。
- 保証が付いているか。
どこで中古のミシンを探すか迷ったら、ミシンの専門店を選ぶのが1番安心です。
お店によっては実際に試し縫いをさせてもらえるので、自分でもミシンの動作を確認できます。
その上、どんなミシンが自分に合っているのか店員さんに相談できるので、お気に入りを見つけやすいんです。
でも、近くにそんなお店がない場合はネットでの購入が便利。
その場合でも、ミシン専門店が販売している中古ミシンを選びましょう。
そして、ネットで購入でも先にお伝えした3つのことを忘れずに確認してください。
慎重に選んで、お気に入りの中古ミシンを見つけてくださいね。
まとめ
今回は、中古ミシンを購入する時の注意点と選び方についてお伝えしました。
私がいま使っているミシンも、中古で製造後10年以上が経っているものです。
それでも、大きなトラブルなく快適に使えています。
中古ミシンというと、トラブルが起こりやすいイメージですよね。
でも選び方を知っていれば、私のようにいい中古ミシンに出会える可能性はあるんです。
新しいミシンが欲しいけどご予算が足りない。
そんな時は、中古ミシンで探すというのも1つの方法です。
いい中古ミシンに出会うためには、いくつかのチェックポイントがあります。
それを知っていたなら、買ってから後悔することも少なくなるでしょう。
中古ミシンの購入を考えてるあなた、ぜひこの記事を参考にいいミシンを探してくださいね。