ミシンが欲しいと思ったら悩むのは、どれを選んだらいいかということですよね。
ネットでもミシンは沢山売られていますが、種類もメーカーも様ざま。
お値段も数千円から十数万円とかなり差があります。
ビギナーさんは、とりあえず安くて手頃なものを選んでしまいがちですよね。
私もそんな1人でした。
でも、色々作れるようになってくると手頃なミシンでは機能的に足りないことに気づくようになります。
初めに自分に合ったミシンを選べれば、洋裁が苦手でもずっと効率よく、上手に縫えるようになりますよ。
今回、自分が合ったミシンを探しているあなたのために、基本のミシンの選び方をまとめてみました。
ぜひこの記事を参考にして自分にあったミシンを見つけてくださいね。
ミシンの選び方のポイントは3つ
まず、ミシンを選ぶ時に注意したいのは、値段だけで決めないことです。
お値段が安いミシンは、機能が少なく後から使いにくいと感じることも。
初めにつまずいてしまうと、ミシンが嫌いになりますよね。
そうならないように、初めて買うミシンほど慎重に選んでください。
ミシンの選びのポイントは3つです。
- 目的で違うミシンに必要な機能
- 種類で変わるミシンの動き
- ミシンの大きさと重さでパワーが変わる
自分が選ぶミシンに、どのような機能が必要かを考えるとミシンを決めやすくなります。
では、さらに詳しくみていきましょう。
目的で違うミシンに必要な機能
何をするかで、ミシンに必要な機能は変わってきます。
小物や子供の幼稚園の袋を作るくらいなら、1万円以下で最低限の機能(直線縫い・返し縫・ジグザク縫い)があれば作れます。
しかし、自分の洋服を作る・皮製品を縫いたいという場合は、厚物も縫えるミシンがいいですね。
色んなものにチャレンジしたい人におすすめできるミシンの最低条件を調べてみました。
ミシンの最低条件 | |
ミシンの大きさ | フルサイズ(サイズ40~44cm前後・重さ7kg前後) |
機能 | スピード調整 |
縫い模様 | ボタンフォール・ジグザグ縫い(かがり縫い)・返し縫い |
あると便利な物と機能 | フットコントローラー・自動糸調子・自動糸切り 縫い目の長さとふり幅が調整できる機能 |
この他にも、厚物が縫えるミシンと書かれているかもチェックしましょう。
まだ、何を作るか目標が決まっていない人は最低限の条件がそろったミシンがおすすめです。
私も、初めはミシンの機能や使い勝手を考えずに安さだけで買ってしまったので、あとから後悔しました。
種類で変わるミシンの動き
ミシンは大きく分けて、家庭用ミシン・職業用ミシン・ロックミシン・工業用ミシンなどがあります。
その中で自宅でよく使われているのが、家庭用ミシンです。
今回は、ビギナーさんにおすすめできる家庭用ミシンの種類について説明していきますね。
家庭用ミシンの種類 | 特徴 |
電動ミシン |
|
電子ミシン |
|
電子制御ミシン |
|
コンピューターミシン |
|
コンピューターミシン以外は、低速だと縫う力が弱いので厚物が縫いにくいことがあります。
ミシンに慣れないうちは、ゆっくり慎重に縫いたいですよね。
ビギナーさんが購入するなら、色んな便利な機能が付いて、ゆっくりでも縫うパワーが変わらないコンピューターミシンがおすすめです。
ミシンの大きさと重さも大切
家庭用ミシンには、電動・電子・電子制御・コンピューターミシンの4つがあります。
さらに、サイズ別に4種類(ロング・フル・レギュラー・コンパクトサイズ)に分かれているんです。
それぞれのサイズを詳しく見ていきましょう。
サイズ別ミシンの種類 | 重さの目安 | 大きさの目安(全長) |
コンパクトミシン | 4kg前後 | 38cm以下 |
レギュラーサイズミシン | 5kg前後 | 40cm前後 |
フルサイズミシン | 7kg前後 | 40~44cm前後 |
ロングサイズミシン | 7kg~10kg以上 | 45cm以上 |
サイズ別の4種類の中でおすすめできるのはフルサイズミシンなんです。
毎回ミシンを何処かへ片付けるのであれば、コンパクトミシンが小さくて便利そうですよね。
しかし、コンパクトミシンは横幅がせまいので大きな物が縫いにくいんです。
その上、縫う力が弱いので厚物には不向き。
幼稚園の通園バックや小物を作る程度なら、コンパクトミシンでもOK.
でも、カーテンや洋服・皮製品を縫いたいのであればフルサイズ以上のミシンを選んでくださいね。
私もコンパクトミシンを使っていて、フルサイズのミシンに変えたら縫いやすくてびっくりしました。
せっかく買ったミシンなら、大切に長く使いたいですよね。
これからミシンでやりたい事と合わせて、ミシンの大きさを選んでください。
どこで購入する
ミシンを買うと決めたら、次の疑問はどこで購入するかですよね。
ミシンを変える場所は4つあります。
- 手芸店
- ミシン専門店
- 家電量販店
- ネット通販
ビギナーさんにおすすめの購入先は、手芸店かミシン専門店です。
手芸店ならミシンの事だけでなく、ハンドメイドに必要な材料も一緒に買えるので色々教えてもらいやすくなります。
お店によっては、講習会もやっているので参加するとモチベーションがアップ。
私の場合は、ミシン専門店で購入しました。
ミシン専門店で購入するメリットは使い方がわからなかったり、故障したりした時にすぐにフォローを受けられること。
ミシンの中に貯まったほこりのお掃除や、メンテナンスもすぐにお願いできます。
家電量販店は、ミシンの種類が少ない時もありますが、すぐに持ち帰りたいなら便利です。
お値段的には、ネット通販が一番お安く種類も豊富。
ビギナーさんがネットで購入するなら、アフターフォローを受けられるショップを選びましょう。
初心者さんにおすすめのミシンは
初心者さんにおすすめは、コンピューターミシンです。
慣れるまでは、あまりにミシンの動きが早いと怖くなりますよね。
コンピューターミシンなら、ゆっくりでもパワーが変わらないので厚物でも快適に縫えます。
その上、便利な機能がたくさん付いているので洋裁が苦手な人でもミシンが助けてくれます。
ミシンのお値段は、便利な機能が付いているほど高くなりますが、すぐに壊れるものではないので妥協せず自分にあったミシンを選んでくださいね。
まとめ
今回、家庭用ミシンの選び方についてご紹介しました。
ミシンの種類は動きをコントロールする方法別で4種類、さらにサイズで4種類に分かれています。
初めてミシンを購入する時は、どれを選ぶべきか迷いますよね。
そんな時は、ミシンで何がしたいのかを考えてみましょう。
ビギナーさんには、便利な機能とゆっくり縫ってもパワーが変わらないコンピューターミシンがおすすめです。
コンピューターミシンなら、苦手な部分も手助けしてくれますよ。
気をつけたいのは、お値段だけで決めないこと。
大切に選んだいいミシンは、長持ちするのであなたの大切な相棒になってくれるはず。
お気に入りのミシンと出会えたら、後は作品を作るだけ。
好きな物を自由に作って、楽しんでくださいね。